平成20年 山口県 算数・数学教育研究大会
   
大 会 主 題
児童生徒の思考力を育む算数・数学の授業

周南市立福川小学校研究主題
算数で「考える力」を育む ー子ども一人ひとりが自分の考えをもつ授業の工夫ー

期 日
平成20年6月27日(金)

会 場
周南市立福川小学校

日 程

(1) 公開授業(9:30〜10:15)
 ア 「のこりはいくつ ちがいはいくつ」(1年)  長谷川淑恵 教諭

 イ 「かくれた数はいくつ(1)」(3年)     新内 沙織 教諭(T1)
                          中塚  契 教諭(T2)

 ウ 「変わり方のきまり」(5年)         川村 直子 教諭
                          藤井 幸司 教諭

(2) 分科会(10:30〜12:30)
分科会
発 表 課 題
発 表 者
指導助言者
数と計算
互いにかかわり合って学習を活性化する指導の工夫
〜分数の大きさ比べを通して〜
周防大島町立明新小学校
野村 圭一 教諭
防府市立松崎小学校
校長  林  健司
子どもがかかわり合い、自分の考えを伝え合える指導のあり方
防府市立松崎小学校
受田 恵子 教諭
量と測定
子ども一人ひとりが自分の考えをもつ授業の工夫
〜子ども同士の学び合いを中心に〜
長門市立深川小学校
長瀬 安賢 教諭
山口市立佐山小学校
校長  水津 英三
子ども一人ひとりが自己効力感を高める指導の工夫
〜算数的活動を生かした発展学習の創造〜
山口市立大殿小学校
矢野 裕之 教諭
図 形
「考える力」を育む算数科の授業づくり
〜考えるよろこびを味わい確かめ合える学び〜
山陽小野田市立高千穂小学校
中川  隆 教諭
宇部市立鵜ノ島小学校
校長  田村 博孝
算数的活動を中心とした授業づくりの工夫
下関市立垢田小学校
西田 智行 教諭
数量関係
考えたことを表現し合い、学び合う授業づくり
〜算数科で育てる表現力・思考力〜
岩国市立米川小学校
東福 裕康 教諭
光市立室積小学校
校長  村上 哲治
子ども自らが自分の考えの根拠を説明できる算数科学習
〜「変わり方のきまり」を見つける活動を通して〜
周南市遠石小学校
原田 武志 教諭

(3)講 演
  演 題 「思考力・表現力を高める算数・数学教育」
   日本数学教育学会会長  中 原 忠 男 先生

 【講演の概要】
 算数・数学教育の改善の方向は大きく二つに分かれる。一つ目は、基礎基本の確実な定着、二つ目は思考力・表現力・活用力の向上である。そのためには、算数的活動の充実が重要である。
 では、算数的活動は何の育成を目指すのか。それは、算数・数学的な態度を育てることにある。算数・数学的な態度は、数学的な考え方を生み出す。

 算数・数学的な表現とは何か。その役割には、「思考の手段」、「記録の手段」、「コミュニケーションの手段」がある。そこで、大切なのは、言葉や数、式、図、表、グラフなどの相互の関連を理解しそれらを適切に用いて、表現の手段として扱われることである。
 表現様式は、次の5点を意識したい。

「記号的表現」、「言語的表現」、「図的表現」、「操作的表現」、「現実的表現」

これらの表現の活用には、基本的に段階を以下のように設ける。

導入:現実的表現、その代理的表現
解決:操作的表現、図的表現
整理:言語的表現、記号的表現

 これら表現様式間の相互の翻訳活動が重要なのである。思考と表現は表裏一体であり、表現の活用により、思考力を高めていくのである。

(4)閉会行事