2003(H15)年度 山口県小学校教育研究会算数部研究課題
算数を楽しむ子どもを育てる
〜基礎・基本の定着をめざした指導方法の工夫と
発展的な学習のあり方〜
(1) 研究主題設定の理由

 算数部では、「算数を楽しむ子供を育てる」を研究主題に掲げ、算数を学ぶことの楽しさや充実感を味わう子供の姿を求めてきた。
最近行われた様々な調査では、学習意欲を高めることの大切さが報告されており、学ぶことの楽しさを追求する意義はさらに重要になっている。
したがって、本年度も引き続き「算数を楽しむ子供を育てる」を研究主題として設定する。

 副主題は、「基礎・基本の定着をめざした指導方法の工夫と発展的な学習のあり方」を掲げる。
「基礎・基本」については、昨年度も副主題として設定し、「評価」の側面からアプローチした。
今年度は、少人数指導やティームティーチング等の指導形態の工夫なども含めた指導方法という側面からアプローチをする。

 今年度は、「発展的な学習」についても、研究対象として取り上げる。
昨年11月に県内の5年生を対象に行われた学力調査(山口県教育委員会実施)の結果によると、「応用・発展」の問題については、通過率が設定通過率を約6ポイント下回っている。
このような実態も考慮し、新たに副主題に加えることとする。
この学力調査は、学習指導要領の内容を越えたものではないが、「発展的な学習」について研究することで、「応用・発展」にかかわる学力の向上につながると考えるからである。
「発展的な学習」については、今後の取り組みの方向も考慮しながら、実践していくこととする。

 これらの研究主題並びに副主題に沿って、県内の各ブロックを母体に研究を推進し、その成果については、誰でも活用できるように、ホームページ形式で公開することとする。

(2) 主題解明の方途

 具体的な方途として、各ブロックの取り組みにゆだねられるが、概ね次のようなことが想定できる。

ア、「基礎・基本の定着をめざした指導方法の工夫」について

  • 少人数指導、習熟度別指導など学習形態を工夫する
  • 指導内容の精選・重点化を図る
  • 指導過程を工夫する
  • 教材や教具を開発する

イ、「発展的な学習のあり方」について

  • 共通課題からの関連のさせ方を探る
    (上級学年の内容との関連、同一内容における学習対象の拡大など)
  • 興味・関心に応じた課題を設定する
  • 子供が課題を設定する